2018年12月17日
江戸のダメ親父「御宿かわせみ 山茶花は見た」
本作は、平岩弓枝先生の人気シリーズ、御宿かわせみの十二冊目です。 表題作をはじめ、今回もサスペンスあり、ロマンスありと盛りだくさん。 中でもお気に入りなのは、「ぼてふり安」というお話。 ヒロインが営む宿に出入りする、魚売りの安。 真面目一辺だった彼が、あろうことか、とある娼婦に入れあげてしまい……しかも裏にヤクザの紐がついている、評判の良くない女だとか。 周りが何を言っても耳に入らない安は、女を身請けする代わりに、自分の一人娘を売ると言い出します。 かわせみの皆は怒ったり呆れたり、なんとか娘のおいちが売ら... Read More