新婚源三郎は……「御宿かわせみ 二十六夜待の殺人」

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本作は、御宿かわせみシリーズの十一冊目。

前巻の「源三郎祝言」に続く、「源三郎子守唄」が収録されています。

上司のファインプレーで、想い人のお千絵と夫婦になれた源三郎。

彼と主人公は出先で、斬り殺された侍に遭遇します。

犯人は複数で、被害者の持ち物を改めた様子。

死んだ男が連れていた赤ん坊を保護して、かわせみへ連れ帰った主人公。

死んだ男は何者で、なぜ殺されたのか。そして、赤ん坊の母親はどうしたのか、と皆は心配します。

男の持ち物から、彼の住まいに向かった主人公は、彼を追っていたのが水戸侍だと突き止めます。

具合の悪い侍を介抱した時、何か重大な物を見つけた。それを江戸に届ける途中で、殺されたに違いない。

彼は赤ん坊と女房を連れていたので、女房が危ない!と、慌てて江戸へ向かう主人公。

一方、源三郎の妻・お千絵は、見知らぬ女が追われているのに遭遇します。夫に用ありげな彼女を庇いますが、行き違いで女は斬られてしまい……なんと女は、源三郎の妻になる筈だったおいねでした。

恋人と駆け落ちしたものの、裏切った源三郎に大切な密書を渡そうとしていたのは、せめてもの詫びだったのか。

おいね夫婦が命がけで届けた密書で、謀反は防がれ、赤ん坊も祖父に引き取られていきました。

おいねの、複雑な心を思いやるヒロイン。そして、源三郎夫婦にも嬉しい知らせが……。

少しずつ、大河ドラマ化してきた様子のシリーズです。

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