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殺人犯は読者だ!「最後のトリック」

この小説はミステリー界で最大の難関とされていた「読者が犯人である」というジャンルにチャレンジした作品です。 ある日、ミステリー作家である主人公の元に差出人不明の手紙が届きます。 それは「読者が犯人であるという話を2億円で買わないか?」という内容でした。 これまでミステリー小説には幾多のトリックがありましたが、「読者が犯人」というトリックはそれまで無く、しかもそのトリックは難関と言われていました。 「本当にそんなトリックがあるのだろうか」と主人公は考えます。 主人公が新聞に連載している最中、またもや差出人不... Read More

言葉にできるは武器になる。

この本はライターを目指す人にはもちろん、そうでない人にもお勧めできる一冊です。 著者は誰もが一度は聞いたことがあるようなコピーライトをつくる梅田悟司さんです。 主に思考整理術と整理した思考を文章に落とし込む手法が記されています。 著者が実際に行なっているという仕事術を垣間見ることもできますし、なにより専門性の高すぎる言葉もなく読みやすいです。 本文では自分の頭の中で考えている言葉=内なる言葉、相手に伝えるために使用する言葉=外に向かう言葉としてまずは内なる言葉を育てることが大切であるとしています。内なる言... Read More

アンミカのポジティブ美容事典

読む前は内面の美しさや美に対する考え方など、精神論を語っていることがほとんどの本なのかと思っていましたが、実際は全然違いました。 考え方などももちろん載っていますが、それもよく有名人が出してる本にありがちな「美人だからそんな考え方ができる」といった内容ではなく、不美人な自分でも納得したりその考え方いいなと思えるものが多かったです。 しかしほとんどは実用的な美容テクニックで、しかも簡単に実践できることが、理由つきで分かりやすく説明されています。 理由つきだと納得して実践できますし、しかも内容も誰でも簡単に出... Read More

彼女がその名を知らない鳥たち

この小説を読んで、一番心に響いたのは、陣治の深い愛です。 十和子は黒崎に利用され、ひどい目にあっています。 なぜそんなに黒崎のことが忘れられないのか、黒崎にとんでもないことをされたのに、なぜ黒崎のことが愛しいのか、不思議でした。 しかし、ラストでそうゆうことだったのかと予想外の展開があり、すっかり騙されたなと作者に感心しました。 黒崎を殺した記憶が無意識に忘れ去られていたためか、黒崎とのいい思い出しか浮かんでこないゆえに、恋焦がれていたのでしょうね。 しかし、なぜ十和子は黒崎で痛い目にあっているのに、水島... Read More

サイモン・シン 暗号解読(上・下)は文系の方でも読みやすく、雑学的に読める本

この本は、上下2巻の文庫本ですが、昔の王女が恋人に宛てた文章の暗号、ロゼッタストーンの暗号解読方法、第二次世界大戦で使用されたドイツの暗号エニグマとその解読に業績を上げた人の話、RSA暗号の発見等を緻密な調査を元に書かれた本で、青木薫氏が訳された日本語で書かれた本です。 少しは理系の知識は必要とするものの、文系の方でも、面白く読める本です。昔から、現代に向かって、暗号と暗号解読がどの様に発展してきたのかを、歴史的小説を読んでいる様に読み進められます。 上巻は第二次世界大戦までの時代のトピックで、下巻は第二... Read More

元岡っ引きの戦い「御宿かわせみ 水郷から来た女」

本作は、平岩弓枝先生の御宿かわせみシリーズ、三冊目です。 収録作の中で、特に好きなのが「湯の宿」。 主人公のるいさんは、従業員と箱根の宿に向かいます。知り合いの見舞いが目的でしたが、番頭の嘉助には、引退した元岡っ引きの治助に会うという目的が。 彼から手紙で、相談を持ちかけられていたのです。 治助の娘お信は、実は彼の実子ではなく、捕らえて獄門に送った盗賊の娘でした。 生まれてくる子を託された治助は、母も失ったお信を引き取り、山奥で炭焼きをして暮らして来ました。 長年育てた娘は、もう実子も同じ。実は盗賊仲間が... Read More

名キャラクター・おえいさん大活躍「御宿かわせみ 長助の女房」

本作は、かわせみの二十六冊目です。 今回は名キャラクター・長助の妻である、おえいさんが主人公。 今までの働きが認められ、お上からご褒美を頂いた岡っ引きの長助。皆に祝われ、一世一代の晴れ舞台で感激しますが、留守を預かる妻のおえいは、少し寂しい気持ちに。 そんな中、近所の魚屋に、人相の悪い男が近づくのを目撃。 なんと彼は、何年も前に犯罪を犯して追放になった前科者でした。 江戸へ戻った彼は、再縁した昔の女と、今は他人の子になった息子に近づこうとしていたのでした。 息子に接触し、あること無いこと吹き込んで、連れて... Read More

お石ちゃん登場「御宿かわせみ 宝船まつり」

御宿かわせみの、二十五冊目です。 レギュラーメンバー・大力お石ちゃんが登場する巻ですが、今回ご紹介するのは表題作。 小田原から、両親の法要でやって来た、名主の嫁・およね。 かわせみに滞在していた彼女が帰らず、大騒ぎになります。 時を同じくして、祭りで赤ん坊がいなくなる事件が……。 二十年前、同じ祭りで、赤ん坊がいなくなる事件があったことを知り、調べ始める東吾達。 なんと、二十年前に行方不明になった赤ん坊は、およねの弟でした。 自分のせいで弟が行方不明になったと、子供の頃から悔やみ続けてきた、およね。 彼女... Read More

息子・麻太郎との再会「御宿かわせみ 春の高瀬舟」

本作は、かわせみシリーズの二十四冊目です。 「紅葉散る」は、シリーズ中でも大きなターニングポイントになるお話。 親戚の法要に、兄嫁の香苗と出掛けた東吾。 彼はそこで、複数の侍に追われる女性と遭遇し、助けます。 なんと彼女は、かつて東吾と浅からぬ因縁があり、彼の息子を産んだ琴江さんでした。思わぬ再会に驚く東吾。 重症を負った彼女は、苦しい息の中で息子・麻太郎の名を呼びます。親友しか知らないことですが、恐らく麻太郎は、東吾にとっても我が子。 いてもたってもいられず、麻太郎を探しに行く東吾ですが、ついてきた他潘... Read More

小さい子の大冒険「御宿かわせみ かくれんぼ」

本作は、かわせみシリーズの十九冊目です。 レギュラーメンバーに子供が生まれ、だんだん賑やかになってきました。 収録作の「花世の冒険」は、宗太郎・七重夫婦の長女、花世が主人公。 弟が生まれ、淋しい思いをしがちな花世は、せっせとかわせみへ通います。 ここなら、東吾やるいを始めとする皆が、花世を可愛がってくれる。楽しいことばかりで、毎日でも、かわせみへ行きたい花世。 ある日、こっそり一人で歩いてかわせみへ。 無事に成功して皆を仰天させた彼女は、後日また、同じことをしようと出掛けますが……。 小さな女の子視点の物... Read More