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犯罪処理の難しさは、昔から変わらず「御宿かわせみ 幽霊殺し」

本作は、御宿かわせみシリーズの五冊目です。 「秋色佃島」は、収録作の中でもハードなお話。 宿のスタッフが、無料で配られた饅頭を食べて、腹を壊す事件が。 饅頭には毒が盛ってあり、名前を騙られた菓子屋は、風評被害で大打撃を受けます。 しかしそれは、八丁堀役人を狙った計画でした。 ヒロインのるいさんは、騙られた菓子屋を見舞う為に出掛けますが、遣いを名乗る男に意識を奪われ……。 同じ頃、主人公や役人の友人は、事件の裏に辿り着いていました。 かつて、金持ちの息子が、近所の娘を次々に強姦した事件がありました。被害者は... Read More

『買い物とわたし』何を買うか?から不要品をどう処分するか?まで考えさせられる

「週間文春」にて、2014年から1年ちょっとの間連載されていたエッセイ「お伊勢丹より愛をこめて」がまとめられた一冊です。 20代の頃使っていたアイテムが似合わなくなり、安くて可愛いものから卒業したものの、さて、次は何を買えばー―!? アラサー女子あるあるの悩みだと思うのですが、30代の著者自身が、迷いながらも選び抜いたものが紹介されており、とても参考になりました。 グッチのバッグ、4Kテレビ、クリスチャン・ルブタンの靴にカルピスバター、ルンバまで。 たとえ自分が今これだけのお高い買い物をする余裕がなくても... Read More

『数学の想像力』の感想

この本は本格的な理系の本ではなく、むしろ文系に近い本です。(数式も出てきますが、無視しても読めるくらいです)  数学史を基本の軸とし、人がどうやって現代数学を獲得したのかを辿っています。  しかし、本書の命題は数学史ではなく、「正しいとは何か」という部分にあります。  証明による正しさは論理によって保証されますが、その論理による正しさを、なぜ、正しいと思うのか……  もっとも根本にあるであろう「正しい」と思う心理作用を、心理学ではなく数学史の流れから見て行くのが、本書の大きな特徴と言えます。  事実、数学... Read More