名キャラクター・おえいさん大活躍「御宿かわせみ 長助の女房」

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本作は、かわせみの二十六冊目です。

今回は名キャラクター・長助の妻である、おえいさんが主人公。

今までの働きが認められ、お上からご褒美を頂いた岡っ引きの長助。皆に祝われ、一世一代の晴れ舞台で感激しますが、留守を預かる妻のおえいは、少し寂しい気持ちに。

そんな中、近所の魚屋に、人相の悪い男が近づくのを目撃。

なんと彼は、何年も前に犯罪を犯して追放になった前科者でした。

江戸へ戻った彼は、再縁した昔の女と、今は他人の子になった息子に近づこうとしていたのでした。

息子に接触し、あること無いこと吹き込んで、連れて行こうてする男。

悪い予感に、魚屋を見張っていたおえいは、危ないところで息子を止めます。

そこへ帰って来た母親と、義理の父。息子を連れて行かれまいと抵抗する義父に、男は刃物を抜きますが……。

大乱闘の中、およねが必死で助けを求めた武士は、なんとあの、かわせみ界一番の美男でした。

岡っ引きの亭主そこのけの活躍をする、おえいさん。

彼女は後妻で、息子と血の繋がりはありません。

でも、血が繋がらなくても、互いを庇って戦う魚屋の親子を見て、うちの子も、ああして自分を守ってくれる!と確信します。

実際、おえいと息子夫婦の仲は良好そのもの。普段は表に出ない女房にスポットを当てた、珍しい一作です。

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