言葉にできるは武器になる。

この本はライターを目指す人にはもちろん、そうでない人にもお勧めできる一冊です。
著者は誰もが一度は聞いたことがあるようなコピーライトをつくる梅田悟司さんです。
主に思考整理術と整理した思考を文章に落とし込む手法が記されています。
著者が実際に行なっているという仕事術を垣間見ることもできますし、なにより専門性の高すぎる言葉もなく読みやすいです。
本文では自分の頭の中で考えている言葉=内なる言葉、相手に伝えるために使用する言葉=外に向かう言葉としてまずは内なる言葉を育てることが大切であるとしています。内なる言葉は普段漠然と頭の中に浮かんでおり、意識して今自分はどう考えているのかを把握し自身の意見として育てていくべきと説いています。
自身が主にどのように考えやすい傾向にあるのか、どのような考え方が苦手なのか気付き思考を広め、深めるモレのない考え方ができるようになります。
また育てた意見をどのようにして相手に伝えていくのか。
伝わるということは何なのか。
文章を書く人間であれば一度は遭遇する筆が止まってしまう問題についてストンと腑に落ちる回答が示されていました。
書かれていることを自分なりに解釈し実行していけば、本書の表紙にも記載されている「言葉にできないということは考えていないのと同じ。」状態に陥ることもなくなる良い本です。

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